噛むということ
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、この作業は私達が生きていく上でとても大切です。健康な歯で食べ物をしっかり噛むことは、全身の健康維持に大きな効果があります。
「よく噛んで食べる」健康効果を見直してみましょう。
〈噛むことが体に及ばすよい影響〉
◯ 食べ物の消化吸収を促進する
◯ 虫歯や歯周病の予防につながる
◯ 脳の機能が活発に働く
◯ 生活習慣病の予防につながる
◯ 言葉の発音がはっきりする
◯ 味覚が発達する
◯ がんを防ぐ
◯ 全身の体力を向上する
〈噛まないとどうなる?〉
・唾液量の減少
唾液には洗浄作用や抗菌作用があります。唾液が減ることで、口臭が起きたり、虫歯にかかりやすくなります。
・あごの運動不足
噛む為には顔やあごなど多くの筋肉が必要になります。 噛めないと筋力が低下していきます。
・栄養バランスの乱れ
よく噛まなくても食べられる食べ物は、水分や油分が多くなる傾向があり、栄養素が少なくなってしまいがちです。
・生活の質(QOL)の低下
しっかり噛んで食事ができないと、食事が楽しくなくなり、食事の内容が質素になったりします。